はじめの一歩 ミニマリズム

片付けが苦手でも大丈夫!玄関から始めるミニマリズム入門

Tags: 玄関片付け, ミニマリズム初心者, 整理収納, モノを減らす, 簡単ステップ

なんだか落ち着かない玄関、まずはここから始めてみませんか?

「玄関に靴や物がごちゃごちゃしている」「出かける前に鍵が見つからない」「家に帰ってきても、なんだかホッとできない」

もしあなたがそう感じているなら、それは玄関の様子があなたの心の状態に影響しているのかもしれません。

部屋全体の片付けを考えるのは気が重い...と感じる方でも、まずは「玄関」という小さなスペースからミニマリズムを始めてみるのはいかがでしょうか。玄関が整うことは、家全体、そしてあなたの心にも良い変化をもたらすはじめの一歩になります。

この記事では、片付けが苦手な方でも無理なく取り組める、玄関ミニマリズムの簡単なステップをご紹介します。

なぜ「玄関」から始めるのが良いのでしょうか?

ミニマリズムの第一歩として玄関をおすすめするのには、いくつかの理由があります。

大きな場所から始めて挫折するよりも、まずは玄関で成功体験を積むことが、ミニマリズムを続ける上でとても大切なのです。

玄関ミニマリズム 簡単5ステップ

さあ、実際に玄関の片付けを始めてみましょう。難しく考える必要はありません。一つずつ、ゆっくりと進めてみてください。

ステップ1:すべてのモノを「見える化」する

まずは、玄関にあるものをすべて外に出してみましょう。靴箱の中の靴、傘立ての傘、置物、郵便物、子供の外遊び道具、鍵、ハンコなど、玄関スペースにあると思われるものを、すべて床や玄関ポーチなどに出してみます。

普段目にしない奥の方にしまい込んでいるものも、この機会にすべて出してみてください。モノの量を改めて認識することで、片付けへの意識が高まります。可能であれば、出す前の状態と出した後の状態を写真に撮っておくのもおすすめです。

ステップ2:「必要」「手放す」「保留」に分ける

出したモノを一つずつ手に取り、「これからも使うか」「本当に必要か」を基準に3つのグループに分けていきます。

この時、「もしかしたら使うかも...」と悩むものは「保留」のグループに一時的に置いておいて大丈夫です。無理に一度にすべてを手放そうとせず、まずは「必要」と「手放す」を明確に分けることに集中しましょう。

ステップ3:「手放すモノ」をすぐに玄関から移動させる

ステップ2で「手放す」と決めたモノは、すぐにその場から移動させましょう。ゴミ袋に入れる、段ボールに詰めるなどして、玄関以外の場所(ゴミ置き場、リサイクルに出す場所、寄付の品を入れる箱など)へ運びます。

この「すぐに移動させる」という行動が非常に重要です。玄関に置いたままにしておくと、結局また元に戻してしまったり、片付いた実感が薄れてしまったりします。

「手放す」方法は、捨てるだけでなく、リサイクルに出す、フリマアプリなどで売る、必要な人に譲る、寄付するなど様々です。罪悪感を感じる必要はありません。そのモノがあなたの家での役割を終えただけと考えてみてください。

ステップ4:必要なモノの「定位置」を決める

「必要」と判断されて残ったモノを、玄関に戻していきます。ここで大切なのは、すべてのモノに「定位置」を決めることです。

使用頻度や動線を考えて、最も使いやすい場所を定位置としましょう。靴はすべて靴箱に入れる、傘は一人一本と決める、鍵はフックにかけるなど、ルールを決めることで、使った後にすぐに戻せるようになります。靴箱の中も、棚板の高さを調整したり、ブックエンドを使ったりして整理すると、よりスッキリします。

ステップ5:スッキリを「維持」する習慣をつける

玄関が片付いたら、その状態をキープするための簡単な習慣を取り入れましょう。

完璧を目指す必要はありません。もし少し散らかってしまっても、すぐに元に戻すことを意識するだけで、きれいな状態を保ちやすくなります。

玄関がスッキリすると、こんな良いことがあります

玄関のミニマリズムを実践すると、物理的な変化だけでなく、さまざまな良い効果を感じられるはずです。

はじめの一歩を踏み出しましょう

ミニマリズムは、一度にすべてを変える必要はありません。まずは、今回ご紹介したように「玄関だけ」から始めてみる。その小さな一歩が、やがてあなたの暮らし全体、そして心の状態をより良い方向へと導いてくれるはずです。

片付けが苦手だと感じていても大丈夫です。自分のペースで、無理なく、まずは玄関にあるモノたちと向き合う時間を作ってみてください。スッキリした玄関が、きっとあなたに心の豊かさをもたらしてくれるはずです。応援しています。